サンコウチョウ/日本の野鳥たち

サンコウチョウと言う鳥がいる。オスは身体の2倍以上あろうかという尾に、目元を縁取る鮮やかなブルーが印象的だが、野鳥が好きな人からすると鳴き声の方がお馴染みかもしれない。

『野鳥撮影・サンコウチョウの巣を見つけた!サンコウチョウの鳴き声』

『月・日・星・ホイホイホイ』。鳥の鳴く声を人の言葉のように表すことを”聞きなし”というが、サンコウチョウの場合上記のように説明される。月、日、星で3つの光、すなわち3光鳥なわけだ。

実際にそう聞こえるかは微妙なところだが、最後のホイホイホイは間違いなく言っている。

『子育て中のサンコウチョウ Ⅰ』

こちらは雛に餌をあげている動画だ。すり鉢状というか、三角帽子(とんがり帽子)を逆さにしたようや形状の巣が面白い。

探してみるとサンコウチョウは人気があるのか、本当に沢山の動画が出てきた。鳴き声、姿ともに興味を惹く鳥なのだろう。珍しい鳥かなと思っていたので、これは少し意外であった。

ヨタカ/日本の野鳥たち

ヨタカという鳥がいる。じっとしていると樹と同化したように見つけにくい。

名前の通り夜に活動する鳥だ。タカとあるが、猛禽類ではない。座ったフォルムは他のどの鳥とも違う独特の佇まいをしている。

『ヨタカ 鳴き声』

鳴き声も特徴的で、ピョピョピョピョピョ…と電子音のような不思議な音が続く。同じく夜に鳴くと言えばのトラツグミほどではないが、夜の暗闇で聞こえてきたら少し怖いかもしれない。

ヨタカで特筆すべきは、その口の大きさである。宮沢賢治の『夜鷹の星』でも揶揄されているように、顔の半分以上開くのではないかと思われる大きなものだ。映像で見た時のインパクトは抜群だ。

『ヨタカ 面白い仕草、あくびなど』

開始3秒ほどからのあくびは必見である。この大きな口を開けながら飛び、飛んでいる虫たちを飲み込むのである。

『20110703夜鷹』

続いてはこちら。夜鷹の雛がとても可愛い。地面で子育てしているのだろうか。こうしてみると樹の枝だけでなく地面とも見分けがつかないくらい、完璧な保護色である。

余談だが、ネットやメディアで話題のガマグチヨタカの動画も紹介しておこう。大きな口と大きな目。表情豊かな人気者だ。日本で見るヨタカから比べるとそのサイズ感にびっくりだ。

『ガマグチヨタカの水浴び(ガマちゃん編) 【神戸どうぶつ王国】ちゃんと水浴びしてくれるかな?(ガマちゃん編) (Tawny Frogmouth in Kobe animal kingdom)』
『魅力たっぷりオーストラリアガマグチヨタカ【神戸どうぶつ王国】』

動きがいちいち可愛く、とても愛嬌があってずっと見ていられる。そんな鳥である。

『パンやの くまさん』/おすすめ絵本

少し時代を感じる、けどどこか懐かしいほっこりする絵柄の絵本を見つけて借りてみた。

パン屋を営むくまさんの、1日を描いた作品である。

朝起きて、材料を混ぜてこねて、焼く。パン屋ではあるが、ケーキやタルトなども作ってしまうくまさん。

お店だけでなく、パンの販売車などを運転して、多くの人たちに商品を届ける。売っているパンやタルトやケーキがどれも美味しそうである。

お金のやり取りもちゃんとあり、現実主義のイギリスらしい作風と言える。そう、イギリスなのである。なんとなく雰囲気がパディントンにも似てるかなと思ったが、あちらもイギリスである。

古いのだけど味のある絵、私はこういう絵が大好きである。作者のフィービ・ウォージントンに関しての情報があまりないのだが、ほかにも何冊か『くまさんシリーズ』を手がけているらしい。

他シリーズもぜひ見つけて読んでみたい。

ミレービスケット

ミレービスケットにハマっている。スーパーで見つけた食べきりサイズの4連パックに目が止まり買って食べてからだ。

何とも不思議なマスコットのイラスト。やなせたかしさんが考案したらしい。

子供の頃に食べた記憶があるだろうか。素朴な塩味とほんのりした甘さがおいしい。しかし、私の1番のお気に入りは、このビスケットの絶妙な硬さである。

一枚一枚は小さめなのだが、歯応えがあるので満足感が高く、食べ切りサイズの4連パック1つでもちょうど良い。

ミレーと名のつくビスケットは数種類存在するみたいだが、高知県で造られているものが私がよく食べるやつである。

4連パックには謎のキャラクターが描かれており、なんとも言えない既視感があるような無いような…と思っていたら、アンパンマンで知られるやなせたかしさんのイラストであった。なんとなくスッキリした。