話題になっており観てみたかった映画。ようやく観ることができたのだが、これはおすすめである。
時代はソ連とアメリカが国の威信をかけ、宇宙開発に力を注いでいた時代。まだ、バスの座席やトイレ、水飲み場にまで黒人への差別が明確にあった時代に、黒人の、しかも女性が成し遂げたNASAの成功物語。脚色も多少はあるだろうが、「勇気と感動の実話」のキャッチコピーに偽りはなかった。
なんといっても主人公を始め、登場する黒人女性たちがカッコいい。才能ある人が認められていく話はどうしてこうも面白いのだろう。
歴史が動くときにはドラマがあるわけだが、近年までこの事実が人知れず埋もれていたのがもどかしい。
男性だろうが女性だろうが、どんな肌の色でどんな人種だろうが、人間であることに、変わりはない。優秀ならそれに見合った活躍の場に携わってしかるべきであろう。
頑張っている人が報われるのは気分が良いものである。観終わったとき、何かに挑戦しようとする勇気を与えられる映画であった。