みんな大好き、ヨシタケシンスケさんの絵本である。
得意げな顔で仁王立ちする女の子。一体なにをしでかすのだろう。
大人ながらワクワクする。
主人公なつみは暇を持て余し、自分が模したものをお母さんに当ててもらおうと試みる。
子どもがよくやる可愛らしい遊びの1つだ。
だが、子供の発想力はあなどるなかれ。どれもこれも当てられない。私も作品中1つだけしか当てられなかった。
全然当てられなくってもめげずにモノマネし続けるなつみ。
忙しいながらも、ちゃんと答えてあげる母。あるある、と少しクスッと笑ってしまう。かわいらしく心に染み入る絵本だ。
寝る前のなかなか寝付けないひととき。うちの娘にも心当たりがある。
今が貴重なひと時なのだということを噛み締つつ、もう少し優しく日々子どもたちに接していけたらなぁと思う。