可愛らしい表紙に目が行き手を伸ばす。アボカドくん?面白そうだな。
スーパーに買い物に来ていた子どものひょんな一言から、平穏なアボカドくんの生活は崩れ去る。
「アボカドって、果物なの?野菜なの?」
普段あまり気にもしていなかったことが、気になって気になってしょうがないことってある。
自分って他の人と違うのかなぁと、不安になることって誰にでもあると思う。
特に幼少期の子どもにとって、周りと違うことへの偏見により傷ついたり傷つけたり、心への影響は大きなものがあるだろう。
でも、そんなときはアボカドくんみたいに、どっちでもいいや。だって自分はすごいんだと自信たっぷりに考えることができたら素敵ではないだろうか。
子どものみならず、大人にもお勧めしたい絵本である。