娘がアンパンマンにハマりだした。3歳になるまで、お店とか自販機とかおもちゃとか、興味は示していたが、アニメはてんで無関心であったのだが、ここにきて面白さに目覚めたらしい。
劇場版のアンパンマンを何作か借りて観てきた中で、個人的に面白かったのが、この『アンパンマン 虹のピラミッド』だ。
作中出てくる砂男は、人でも物でもピラミッドに変えてしまう能力を持つ。あっけなくピラミッドにされてしまう主力勢を観ていると、劇場版の中でもかなりの強敵だと思われる。
また、もう一体の砂男は砂を操り、流砂で相手を沈めることができる。砂にはアンパンチも効かず、なす術がない。ここまでアンパンマンを苦しめた敵も少ないのではないだろうか。
アンパンマンは昔の作品の方が味があって面白いと思うのだが、この映画も97年公開と古めの部類だ。
ややゲスト声優さんの声あてが耳につくが、それが気にならないくらい脚本、ストーリー展開が楽しめる。少しネタバレになってしまうが、バイキンマンとジャムおじさんたちが共闘するシーンなどは胸熱である。
劇中ではロールパンナの役割も非常に重要になっており、ブラックロールパンナが葛藤するシーンも見どころである。
子ども向け映画と思っていたが、本当に楽しんで観れた作品だった。