九島に辿り着いた一行。迎えるはそびえ立つ山。山の下をケムリクサらしきものが持ち上げているのが気になる。
例によってあらすじは端折り、私の印象に残ったシーンをあげていく。今回もここすきシーンが満載だ。
壁の中を移動するヌシの登場で緊迫する場面。しかも赤い根を呼べるというチート。今回こそ誰かが犠牲になるのではと手に汗を握る。
そんなことを考えていたら急に出てくるほっこりしたシーン。相変わらず緩急のつけ方がうまい。うまくしてやられてしまっている(喜)
またしても1人寝ないで辺りを散策するわかば。何かが起こりそうな予感はあった。だが、
ここで姉妹の登場である。しかも2人もである。
ケムリクサにおいて好きなシーンは数多いが、とくに自分の好きなことを喋るときのキラキラしたエフェクトに気づいてから、そのシーンがとても愛おしく大好きになった。
好きなことを語るとき、ヒトは輝いているものである。それを再認識させてくれたからだ。
ケムリクサ、自己犠牲のシーンが多いのも特徴ではないだろうか。わかばを筆頭に、事あるごとに他姉妹のために前に出ていくりん、場を和ませるりなず(りなs)、そしてきわめつけはこちらであろう。
9話までケムリクサを視聴してきた者なら、りつにとって”みどりちゃん”がどれほど大事にしてきた存在かわかっているはずだ。
自分の子どものように育てていたみどりの枝を折るときの胸の痛みは想像に難くない。表情を見せないことで伝える表現、半端ない。より印象に残る。
りょう、りょく回と思いきや(もちろんそうなのだが)、改めて姉妹それぞれのの思いやりを確かめられた回であった。
それにしても、である。わかばは本当に何者なのか。人間かどうかもあやしいではないか。あと3話…で終わってしまうのか。