「ギャー、ギャー」
ドングリの季節になると、山林から色鮮やかな鳥が騒ぎ出す。
カケスである。
カケスはドングリが好物であり、硬い皮を器用に割って食べる。
ドングリを地面に隠す習性があるのだが、隠した場所を忘れたりするらしく、それにより森が広がっていくのだというような話を昔図鑑で見た記憶がある。
カラスの仲間である賢そうな顔立ちと裏腹なおっちょこちょいな一面もまた愛嬌があって良い。
カケスはまた鳴き真似もするらしい。見てみるとかなり上手いので驚いた。
秋になり、より身近に感じられる野鳥である。
人間について考える
「ギャー、ギャー」
ドングリの季節になると、山林から色鮮やかな鳥が騒ぎ出す。
カケスである。
カケスはドングリが好物であり、硬い皮を器用に割って食べる。
ドングリを地面に隠す習性があるのだが、隠した場所を忘れたりするらしく、それにより森が広がっていくのだというような話を昔図鑑で見た記憶がある。
カラスの仲間である賢そうな顔立ちと裏腹なおっちょこちょいな一面もまた愛嬌があって良い。
カケスはまた鳴き真似もするらしい。見てみるとかなり上手いので驚いた。
秋になり、より身近に感じられる野鳥である。
毎年、秋口になると『キチキチキチ…』と、甲高い澄んだ声が乾いた街に響き渡る。
丸っこく小さいフォルムに、しかしながら猛禽類としての鋭い嘴と爪を併せ持つ『モズ』である。
モズは優れたハンターであり、昆虫やカエルにトカゲ、さらにはネズミやモグラ、雀さえも餌として捉える。
そんな彼らが時として獲物を尖ったものに突き刺して蓄えているのが、『はやにえ』と呼ばれるものである。
こちらはジョウビタキであろうか。自分とほぼ同じ大きさの小鳥を仕留めてしまった。まさに猛禽類である。
そしてモズは漢字で百舌と書くこともある通り、いろいろな鳴き真似をする。
下の動画はツバメ、スズメの声真似だろうか。あと1種類はよくわらかないが(ムクドリ?)。いずれにしても見事に鳴き分けている。
とても可愛らしい身近な野鳥なので、ぜひ観察してみてはいかがだろうか。
江戸時代のような時代物の絵本。絵も細かく書き込まれており、色も綺麗な一冊だ。

とある蕎麦屋の少年とそこのまねきねこのお話。
味はうまいのに客が来ない。このままでは店をつづけることができない。
開幕早々、物騒な始まりである。なんとかしたい少年だがなす術がない。
そこで出てきたのが、蕎麦屋のまねきねこのぼろ丸。
ぼろ丸と商店街の仲間たちが見事な連携を見せお店に1人の客を呼ぶ。
果たしてその結末やいかに。
テンポが良く、話もわかりやすいので読み聞かせにうってつけである。
また、各ページにちょっとした、隠しキャラなんかもいて、読み終わったあとにそれらを探すのが楽しい。
娘の大好きな1冊である。
久しく聞かなくなった、“おっちゃん“というワード、そして私の好きな椎名誠さんが手掛けているということで有無を言わさず手に取った。

おっちゃんが山に登るという話ではなく、おっちゃんが山になるというお話だったのだが、その過程にドラマがあり読み応えがある。
絵本に読み応えというのも変な感じだが、読み終わったあとに色々な感情が生まれてきた。
スッキリと終わる話ではないので好き嫌いは分かれるかもしれないが、私は気に入った。こういう絵本もありだと思う。
椎名誠さんと言えば、超常小説であり『アドバード』を始め、独特な世界観で展開する話が好きなのだが、その片鱗が存分に発揮された作品ではなかろうか。(もちろん椎名さんの旅行記も大好きであるが)