娘はとにかく歯みがきを嫌がる。歯みがきの時間になることを察すると、さっきまで隣にいたのに急にままごとで遊び出したりひとり言を言い出したりする。それだけならまだいいが、いざ磨くとなると体をひねって暴れたり、歯ブラシを持つ指に噛み付いたりする。
実際のところ歯みがきの9割は妻がやっているので、私の出る幕はあまりないのだが、傍で見ていて頭が下がる。私としてもなるべく助け舟を出すべく試行錯誤しているのだが、なかなかうまくいかない。
そんな中で多少なりとも効果があったものをいくつか紹介したい。ただいずれも長続きしないのだが…。
知っている方も多いだろうか。東京ハイジの『はみがきのうた』。バイキンさんと歯みがきの関係性がわかりやすく、かつメロディーが覚えやすいので娘も好きな曲だ。これを見てすんなり歯みがき出来ていた時期もあった。
次にこちら。『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』という絵本だ。こちらもご飯を食べた後の汚れた歯や、歯に挟まった食べかすなどをみがいて、歯がきれいになる様子が描かれており、読み始めた当初は非常に効果があった。
それでもどうしても気分がのらないのか嫌がり続けることがある。そんなときの最終手段として、虫歯の動画を見せたりする。正直こちらは閲覧注意ものなので、あえて動画の紹介はしないが、虫歯治療等でYouTube検索すれば、いくつかヒットするだろう。
ショック療法というのだろうか。こうなったら痛いし嫌でしょ?と、なんとか歯みがきをすることに成功している。現状2回しかまだここまで歯みがきを嫌がったことはないが。
歯みがきを嫌がる原因として、口の中に歯ブラシをつっこまれるのが嫌というのはもちろんあるだろう。しかし、その他にも歯ブラシが硬かったのと、早く終わらさせたいあまり、少し力が入っていたというのがあるかもしれない。娘に嫌がる理由を聞いたところ、痛いからと答えることが多かったので、その辺りに気を配り、今まで使っていて歯ブラシよりもっと柔らかめのもので、ゆっくりみがいてみたら意外と落ち着いて磨くことができたのだ。
(追記)
先日行われた2歳半検診において、虫歯はなかったそうだ。正直ほっとした。ここで褒められて嬉しくなったのか、思いきり口を開けられて恐怖を感じたからなのからそれ以来わりとおとなしく歯をみがかせてくれている。