「ギャー、ギャー」
ドングリの季節になると、山林から色鮮やかな鳥が騒ぎ出す。
カケスである。
カケスはドングリが好物であり、硬い皮を器用に割って食べる。
ドングリを地面に隠す習性があるのだが、隠した場所を忘れたりするらしく、それにより森が広がっていくのだというような話を昔図鑑で見た記憶がある。
カラスの仲間である賢そうな顔立ちと裏腹なおっちょこちょいな一面もまた愛嬌があって良い。
カケスはまた鳴き真似もするらしい。見てみるとかなり上手いので驚いた。
秋になり、より身近に感じられる野鳥である。