仕事柄、外国人と働くことがある。インドネシアや中国、ベトナム等アジアの国々がメインで最近はタイ人が多い。
先日、そんなタイ人と一緒に喋る機会があったときのことだ。彼らは人懐っこく、片言なれど頑張ってコミニュケーションをとろうと話しかけてくれる。
お寺の話で盛り上がっていたころ、1人のタイ人が、おもむろに切り出した。
タイ人A「日本にはおばけいるか?タイにはいっぱいる。」
わたし「いるよ〜、日本も。お墓とか。タイのおばけは脚はあるの?」
おばけというか話の流れで幽霊っぽかったので、そのつもりで私も合わせる。
タイ人A「ある。でも、歩くじゃない。」
彼はそう言うと、手を突き出して動いて見せた。どうやらタイの幽霊はキョンシーのように腕を突き出し、だが彼らのように跳ぶのではなく、なめらかに平行移動するみたいだ。
私「へぇ〜、このまま向かってくるって怖いね。日本のおばけには脚がないよ。」
タイ人A「日本のおばけきれいね。」
思いがけない返答に聞き返す。
私「え?きれい?」
タイ人A「タイのおばけ、ぐちゃぐちゃね。眼が、ここ。」
笑いながら彼が指差すのは首のあたり…。
そう。タイのおばけはめちゃくちゃグロいのだ。以前カラパイアというサイトで見た『死体のような』グロいパン屋もタイではなかったか。
話はそのまま葬儀についてになった。タイでも火葬が主流らしいが、そのやり方が日本とだいぶ違う。
まず、木を敷き並べ、その上に遺体を置き焼くというのだ。そして夜中にちゃんと焼けているかチェックするというから怖いなんてもんじゃない。
これは少し大袈裟な感じで喋っていたので、怖がらせようと冗談を言ったのかも知れないが。
そして故人の歯をお守りとしてネックレスにするという。これは魔除けになるということで、別のタイ人Bも日本に持って来ていると言っていた。
違う文化の人たちとは、話してみると色々楽しく興味深い。またそんな話を紹介できたらと思う。