iPhoneと息子と私

息子が生まれて4ヶ月。だいぶ表情も豊かになってきた。

息子の顔の話だが、私は生まれた頃から妻に似ていると思っていた。全体的に丸っこいし(まぁ赤ちゃんとはそういうものかもしれないが)、雰囲気というか私とはあまり似ていないかなと思っていた。

ところがである。会う人会う人、私を知っている人に見せると皆パパ似だという。別に不快ではないし、親子だし多少似てるのかもなぁ、でもそんなににてるかなぁという感じだった。

そんなある日、3歳の娘が私のiPhoneでなにやらムービーを見ようとしていた。

iPhoneの写真機能の中に、ピープルというものがあり、選んだ人の写真や動画からランダムにショートムービーを作成してくれるものがある。それに目下ハマっているのだが、選択されたのは息子だった。

もう4ヶ月だし写真も随分溜まってたなと、一緒に見る。「おーこんなときもあったねぇ」、とか「泣いてる泣いてる」なんて微笑ましく見ていた次の瞬間、私の顔が出てきたのだ。

息子と一緒に写っているならわかる。だが、私が娘とカラオケを歌っているシーン(娘は横を向いていたので顔認識は難しいと思われる)であった。

ここに及んで私と息子は似ているのだということを思いさらされた。感情に左右されない機械がそれを選んだのだから。

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