ケムリクサ11話 感想

もうなんと言っていいかわからない。前回ラストに登場した謎の少女、りりとワカバの愛の物語だったのだ。このケムリクサは。優しさに溢れている。

序盤、この世界が宇宙人(?)ワカバによってケムリクサで造られたものであったことが明かされる。ぶったまげである。

文化財の保護っていうレベルのスケールじゃないだろっ、とツッコミたくもあるし(笑)、地球が現在どうなっているのか、めっさ気になる。

りりはケムリクサの扱いに関して天才らしく、ケムリクサを合成したり色を混ぜたりワカバが考えつかない使い方を生み出す。赤い根も元々はりりが作り出したものだった。

今でこそ恐怖、敵意の対象である赤いケムリクサだが、創り出したリリの真意はいたって純粋なものであった。

そう、それはただワカバと一緒に居たいという、単純で愛のあるものであった。

それだけに、誰も救われない現状がツラい。誰も悪くないはずなのに。

唯一救われたのはワカバの一言だ。

「自信持ってね。こんなので、懲りちゃダメだよ。」

もうこの一言に、すべてを持ってかれた。私は。

ミスしたことを怒る優しさもあるだろう。人の命に関わることなどはなおさらだ。

だが、相手がミスを理解ししょげてしまっているとき、かけてほしい言葉はきっとこれだ。

ましてや、赤い木を創り出した動機を知って怒れるはずがない。

ラストのedの入りがまたすごい。特殊edと言われたりもしているが、ケムリクサが合成され分裂する瞬間が鳥肌ものである。これまでの謎がつながりつつある。

ラスト1話、心して待つのみである。と思ったらCパートでまたやられた。たつき監督おそるべし…死ぬなわかば!

各話に散りばめられた伏線も素晴らしく、特に1話などは11話を、見た後に見直すと全然違った見方になるのでリピートが止まらない(笑)

皆にも是非観てほしい。

リアルタイムで視聴し、1週間を某ファンサイトで皆でわいわい語りながら続きを待ちわびる。

私にとっては新しいアニメの楽しみ方であり、この作品に出会えて本当に良かった。皆にも是非観てほしい。

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