『ぼくはいったいなんやねん』/おすすめ絵本

関西弁なタイトルに目が行き、手に取った絵本。最高にハマった1冊だ。

自分がなんだったかを忘れた主人公が、自分を見つける旅に出る話。途中出てくる食べ物たちとのやりとりが、たまらなく面白い。

全編関西弁で話が進むので、読み聞かせは少々難しいが、話自体はおすすめである。

私も頑張ってエセ関西弁を駆使して読んでみたが、3歳前の娘にはうまく伝わっていないみたいだ。いつもと読み方が違うくらいの興味は示しているが、もう少し大きくなってからまた試したいと思う。

作者の岡田よしたかさんは出版時、還暦を迎えるくらいなのだが、この、言葉のセンスがまったく歳を感じさせず素敵である。是非読んでほしいおすすめの1冊である。

『ちょっとだけまいご』/おすすめ絵本

巣から落ち、迷子になったフクロウ(ミミズク?)が、お母さんを探すというストーリー。

お母さんを探しに、いろいろな生き物たちが手伝っててくれるが、なかなか見つからない。

お母さんの特徴を手ががりにするのだが、見当違いな生き物に辿り着くのが面白い。

イラストもポップでかわいらしく、ほんわか読める1冊である。

エナガ/日本の野鳥たち

エナガという鳥がいる。小さくて、とにかくカワイイ鳥である。特徴はまん丸な身体に、長い尻尾だ。

スロー映像があり、動きがわかりやすい。私はエナガの水浴びシーンを見たことがないので貴重な映像だと思う。

こちらは地面近くを動き回るエナガ。短いクチバシで何かをつついている姿が愛くるしい。

文句なしに可愛い動画。冬毛はもふもふしており、いっそうカワイさが増す。群れでいることも多いので、冬場公園などで探してみてほしい。

数匹で固まって団子になっている姿は胸キュンものである。

『しろくまちゃんのほっとけーき』/おすすめ絵本

なんとも言えない表情のしろくまちゃんが目を惹く、こぐまちゃんシリーズの1冊。有名な絵本だが紹介したい。

しろくまちゃんが、たまご、牛乳、粉類と材料を揃えて、お母さんと一緒に生地をこしらえる。わかりやすい絵で淡々と進むので、テンポが良い。

そして見開きで焼ける様子が描写されている。このページは子どもが喜ぶだろう。たくさんの擬音が駆使され、娘も大好きな場面だ。

出来上がったホットケーキは友達のこぐまちゃんと食べる。おいしいね〜と食べたあとの後片付けも描かれているのが好印象である。

パステルカラーで文字も少ないので、読み聞かせに持ってこいの絵本だ。