『たべものやさん しりとりたいかい かいさいします』/おすすめ絵本

久々のヒットである。

白目をした何とも言えない食べ物たちと、長いタイトルの小さめのサイズの絵本は、果たして私たち家族に笑いを与えてくれた。

商店街のレストラン、ラーメン屋、パン屋、八百屋など、食べ物を扱うお店から、それぞれのお店ごとに食べ物たちがしりとりの順番に出て行くという話。

最初なかなか、しりとりが続かないというのも面白いのだが、その後の展開が予想を裏切る面白さであった。

それぞれのお店ごとに食べ物が並んでいるページもあるので、子どもと「どれが食べたい〜?せーの」などと指を差して遊ぶのも楽しい。食べ物の名前を言って覚えることもできる。

独特な雰囲気の絵と、見やすい色使いでおすすめの絵本である。

キャロットケーキ

人参をたくさんもらったので、大量消費を図るべくキャロットケーキを作ってみた。

お菓子作りをしたことのある人ならかるだろうが、分量をきっちり計ることが鉄則である。

だが、である。レシピサイトから、これというレシピを引っ張ってきて作り出したのだが、いざ計ってみるといろいろ葛藤が生じるのである。

まず卵2個とサラダ油(レシピではグレープシードオイルが推奨だった)1/2カップを泡だてて…おいおいこんなに油入れちゃって大丈夫か?植物性とはいえちょっとなぁ。そうだ半分バターにしちゃえ。

砂糖は…150g。さら…さら…。おいおいこんなに入れて大丈夫か?娘もまだ小さいし、130gでも甘いだろう。

と、このようにスティックシュガー7本分の節約に成功し、重曹がないのでベーキングパウダーで代用し出来上がったのがこちらだ。

3歳の娘も卵を割ったり、生地を混ぜたり楽しそうに手伝ってくれた。クッキーやホットケーキ、パンを焼く準備など最近ママと一緒にしているらしく、上手に割って見せたので驚いた。

娘の成長に感動しつつ、一心不乱に人参をすりおろす。そしてオーブンシートを型に合わせて切るのだが、ここでもハサミをマスターした娘が大活躍であった。(レシピでは型にバターを塗るようになっていたが、オーブンシートのほうが取り出しやすい。)

混ざった生地をパウンドケーキ型に流して180℃で20分、さらに170℃でもう20分ほど。竹串を刺しくっつかなければ完成だ。

調理時間も短く、簡単なのでオススメのケーキだ。本来はシナモンを入れると、ちょっぴりスパイシーな本格的な味になるらしい。なくても、十分おいしかった。

子どもと言い間違い

娘が3歳になり、言い間違いが減ってきた。少々寂しいので、どんなふうに言っていたかななどと、思い出しながら綴ってみたい。

何があったっけなぁ、パッと思い出せるものとしては「すくり」である。これは「薬」のことであるが、言葉の順番が入れ替わることはままよくある。

当時風邪をひいていた私が、錠剤を飲むのが気に入ったらしく、食後に、すかさず「パパ、おすくりのまなきゃ」と飛びついて来たものだ。

似たものでは「がじゃいも」や「とももろこし」などがあった。このあたりは聞いていても理解できるし、可愛らしいものである。

ところが、中には頭をひねるというかしばらく考えてしまうものがある。

仕事が終わり、家に電話していると大抵娘が横から割って入るのだが、ある時「今夜の晩ご飯はなーに?」と聞いてみたところ「おともだち」と、帰って来た。

何か聴き間違えたか、うまく質問が伝わっていなかったか、もう一度ニュアンスを変えて聞いてみたが答えは同じ「おともだち」であった。はて、おともだちを…食べる?何を言っているんだろうと暫し考えたが結論が出ず嫁に助けを求めた。

結論を言うと、娘が言わんとしていたのは「お好み焼き」であった。言われてみれば…いや、わかんないだろう。私の頭ではそこを繋ぐ変換は出てこなかった。「お」しか合ってないじゃんか。

この「おともだち」は直ることなく暫く続いた(笑)

この手の言い間違いとしては他に「しょうぎし」というのがあった。これも、わからなかった。会話にちょいちょい出てきたときがあり、頭の中が「?」になっていたのだが、これは「掃除機」であった。私が暇なときオンラインで将棋をしているので、てっきりそのことを言っているのかと思ったのだ。

書き上げていくと当時を振り返りつつ、懐かしい想いになるものである。思えば半年くらいしか経ってないのに子どもの言語習得能力はすごいものだ。

現在はひらがな、カタカナは読めてしまうので、言い間違えることは減った。

だが、今でもアンパンマンを見るのは「てびり」だし、お遊戯の手を繋いで持ち上げて回るのは「めぎーごーらんど」である。

いつか、これらも言わなくなるのだろうけど、それまでは直したりせず見守っていこうと思う。

すごいぞ八村塁!

NBAが開幕し、しばらくたったが八村塁が面白い。ドラフト1巡目、全体9位でWAS(ワシントン・ウィザーズ)に入団した彼の活躍が、目下楽しみな毎日である。

記念すべきデビュー戦。やや緊張を感じさせるところもあったが、終わってみれば14ポイント、10リバウンドの堂々たるスタッツである。

初勝利のOKC戦。シュートがうまいのはさすがNBA選手である。ボールもよく回ってきているのが、チームでも信頼されている証か。ダンク失敗が残念だが、塁がボールを持つとワクワクできた。

そして初ダンクとなったDET戦である。実況の「コンニチワ!」「アリガトー」が嬉しい。NBAの放送で日本語が聞けるとは。この試合では3ポイントシュートも決め、得点力を見せつけた。

ファールトラブルにより、出場時間が減るのが課題かもしれないが、若くこれからの選手である。なによりルーキーでありながら、間違いなくウィザーズの主力になっている。

ビールとのコンビネーションも良くなっていくだろうし、今後の試合がが楽しみでしかたがない。