蝗害(こうがい)とアヒル

新型コロナウイルスで持ちきりの日々だが、もう一つ心配な出来事が広がりつつある。

現在(2020年2月24日)時点で、ソマリア、エチオピア、ケニアといった東アフリカの国々で過去最悪とも言える蝗害(バッタによる食害)が発生しているという。

『もう何も残っていない…ケニアにバッタの大群襲来、甚大な被害』

その勢いは衰えることを知らず、パキスタンやインドにまで被害は拡大してきており、さらにパキスタン国境から中国へと侵攻しようとしているという。

その数ざっと”4,000億匹”

想像を絶する数だ。

それに対し中国がとった手段はなんと、アヒル部隊の派遣だという。

【決戦】バッタ4億匹 VS 中国アヒル部隊10万羽

一見突飛な策に思うが、アヒルというのはバッタを捕食する格好の生物だという。なるほど悪くないのではと感じる。

中国と言えば毛沢東時代、スズメがコメを食べる害鳥だということで、一斉に駆除した歴史を思い出す。その結果害虫が大発生し、農作物に大打撃を被った。

そのような過去から、やるときは徹底してやるという観点ではアメリカをも凌ぐのではないかと思える中国。アヒル部隊は頼もしくもあるし、更なる蝗害拡大をぜひ防いでもらいたい。

今回投入されるアヒルは10万羽という。すごい数だが、バッタの4,000億にどれほど効果があるか。アヒルたちの食欲にすがる思いだ。

【閲覧注意】バッタの大群が中国に到着!だが中国も負けていなかった!

この動画を見るとアヒルの他に鶏も作戦に投入されるのだろうか。彼らの活躍を心より願う。

iPhoneと息子と私

息子が生まれて4ヶ月。だいぶ表情も豊かになってきた。

息子の顔の話だが、私は生まれた頃から妻に似ていると思っていた。全体的に丸っこいし(まぁ赤ちゃんとはそういうものかもしれないが)、雰囲気というか私とはあまり似ていないかなと思っていた。

ところがである。会う人会う人、私を知っている人に見せると皆パパ似だという。別に不快ではないし、親子だし多少似てるのかもなぁ、でもそんなににてるかなぁという感じだった。

そんなある日、3歳の娘が私のiPhoneでなにやらムービーを見ようとしていた。

iPhoneの写真機能の中に、ピープルというものがあり、選んだ人の写真や動画からランダムにショートムービーを作成してくれるものがある。それに目下ハマっているのだが、選択されたのは息子だった。

もう4ヶ月だし写真も随分溜まってたなと、一緒に見る。「おーこんなときもあったねぇ」、とか「泣いてる泣いてる」なんて微笑ましく見ていた次の瞬間、私の顔が出てきたのだ。

息子と一緒に写っているならわかる。だが、私が娘とカラオケを歌っているシーン(娘は横を向いていたので顔認識は難しいと思われる)であった。

ここに及んで私と息子は似ているのだということを思いさらされた。感情に左右されない機械がそれを選んだのだから。

『マルコはとなりへおつかいに』/おすすめ絵本

新しい町に引っ越してきたマルコが、おつかいを頼まれ買い物にいくお話。

あかちゃんの世話をして手が離せないママ。サンドイッチに使うお魚を買ってきてとマルコに頼む。

『お魚屋さんはおうちのとなり』そう言われて出かけるマルコ。となりならすぐじゃないか。

だが、不思議なことにとなり行くとお店が遠くなってしまう。それでもマルコはあきらめない。でもお店はどんどん遠くなっていって…。

一見、佐々木マキさん風の絵に、惹かれて借りた絵本。こういう絵柄は好きである。話も面白くほっこりするストーリー。おすすめである。

ヒレンジャク・キレンジャク/日本の野鳥たち

冬になると現れる色鮮やかな鳥たちがいる。

鳩より一回り小さいくらいか、枯れた木々の中でとりわけ目立つ赤と黄色の色彩が美しい。ヒレンジャクとキレンジャクだ。

尻尾の先が赤いのがヒレンジャク、黄色いのがキレンジャクである。

一緒にいることもよくあるので、ここで見分けていただきたい。スズメ目ということだが、倍くらい大きく見える。

実際どうなのかウィキを見てみたら、体長はスズメ12〜14cmのヒレンジャク約18cm、キレンジャク16〜20cmと、そこまで大きさは変わらなかった。

おそらく冠羽と全体が細長く見えることから倍くらいと認識していたみたいだ。

ときには、このように大群でいることがあるので圧巻である。

冬の寒い時期に温かみを与えてくれる色の彼ら。警戒心もそこまで強く無いと思われる観察しやすい鳥なので、ぜひ見つけてみてはいかがだろうか。