少し時代を感じる、けどどこか懐かしいほっこりする絵柄の絵本を見つけて借りてみた。
パン屋を営むくまさんの、1日を描いた作品である。
朝起きて、材料を混ぜてこねて、焼く。パン屋ではあるが、ケーキやタルトなども作ってしまうくまさん。
お店だけでなく、パンの販売車などを運転して、多くの人たちに商品を届ける。売っているパンやタルトやケーキがどれも美味しそうである。
お金のやり取りもちゃんとあり、現実主義のイギリスらしい作風と言える。そう、イギリスなのである。なんとなく雰囲気がパディントンにも似てるかなと思ったが、あちらもイギリスである。
古いのだけど味のある絵、私はこういう絵が大好きである。作者のフィービ・ウォージントンに関しての情報があまりないのだが、ほかにも何冊か『くまさんシリーズ』を手がけているらしい。
他シリーズもぜひ見つけて読んでみたい。