エフゲニー・キーシンというピアニストがいる。

技術的なうまさはもちろんだが、なんとも楽しそうにピアノを弾く姿に引き込まれてしまう。そんな彼の魅力を感じられる動画をいくつか紹介したい。

『Evgen Kissin plays Chopin

まずは『子犬のワルツ』。聴いての通り、かなりの速弾きである。

キーシンの代名詞とも言えるアフロ。その見た目と対照的に繰り出される軽やかな指使いのインパクトは抜群である。

『BEETHOVEN-Turkish March(from “The ruins of Athens”)』

続いて、こちらもお気に入りの一曲。ベートーベンの『トルコ行進曲』。

和やかな会場の雰囲気と緩急のついた演奏が良い。特に高音部が歯切れよく心地よい。

『BEETHOVEN – Rondo e capriccio』

ベートーベン『ロンド・ア・カプリッチョ』。

軽快なリズムで速いのだが、一音一音が綺麗で心に響く。聴いていて気持ちの良い演奏だ。

『Rachmarinov:Prelude in G minor-Evgeny Kissin at the Proms』

ラフマリノフ 『前奏曲ト短調』。こちらは打って変わって低音が耳に残る。身体全体を使って弾くとはこういうことか、と感じさせる。

最後にショパン『英雄ポロネーズ』である。熟練の域に達した演奏が素晴らしい。

『Chopin polonaise No6 Op53(Kissin)』

見た目も演奏も楽しいキーシンのピアノ。おすすめである。

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