毎年、秋口になると『キチキチキチ…』と、甲高い澄んだ声が乾いた街に響き渡る。
丸っこく小さいフォルムに、しかしながら猛禽類としての鋭い嘴と爪を併せ持つ『モズ』である。
モズは優れたハンターであり、昆虫やカエルにトカゲ、さらにはネズミやモグラ、雀さえも餌として捉える。
そんな彼らが時として獲物を尖ったものに突き刺して蓄えているのが、『はやにえ』と呼ばれるものである。
こちらはジョウビタキであろうか。自分とほぼ同じ大きさの小鳥を仕留めてしまった。まさに猛禽類である。
そしてモズは漢字で百舌と書くこともある通り、いろいろな鳴き真似をする。
下の動画はツバメ、スズメの声真似だろうか。あと1種類はよくわらかないが(ムクドリ?)。いずれにしても見事に鳴き分けている。
とても可愛らしい身近な野鳥なので、ぜひ観察してみてはいかがだろうか。